私が経験したとんでもない美容室(美容室を選ぶコツ その2)

【突然ですがお知らせ】小説投稿サイト「エブリスタ」に主に超短編コンテストへ応募した作品が数作あります。「エブリスタ」で検索して、サイト内では「山田夏蜜」を検索してくださいませ! 美容室運営しながら小説書いてるのです。村上春樹氏がBAR経営してたあの頃のような・・・え?一緒にするなって? すんません(笑)

さて、前回の記事のその2、なんですが。

コツというより「とんでもでべそな美容室に入っちまった」経験をいくつかご紹介します。

【学生だからってバカにした美容室のヒゲ男】

高校生のころでしょうか、雑誌でカリスマ美容師が台頭し、芸能人のような美容師さんが登場を始めると同時に、札幌にも東京資本のデカいお店がぞくぞく誕生しました。

バイトはしていなかったので、お母さんに「このくせ毛をなんとかしたいんじゃあ(´;ω;`)ウゥゥ」と泣きついてお金をもらい、友達と「ご新規さまにお安い」をフリーペーパーで探し、美容室「N」(仮名)へ行きました。

そこは、地元産業(笑)でした。

ストパーをかけたんですが、前の美容室で「パーマをかけたその日に髪を洗わないで」と言われていたので、帰るとき私を担当したヒゲの店長にそのことを言いました。

「今日明日は髪洗わないほうがいいんですよね?」

するとヒゲは答えました。

「えっ? ぷっ……そんなことないッスよ、別に、なんスかそれ」

笑われたあげく逆に問われてしまった。

これが原因で、今でも美容室「N」は札幌市内のあちこちにチェーン店があるが、

二度と行かん。 もう20年以上前のことですが。


【ここは本当に美容室なのか?軟禁状態と最悪のカット】

次に東京資本で大通にどーんとできた美容室。クーポン持って予約して行きました。

メニューはカットでした。仮に「P」とします。

「P」に行くと、めっちゃたくさんのお客さんが待っていました。

「3時間~待ちとなっております。外出禁止です。順番になったら呼びますので」

は? 3時間? 外出禁止?

同じサバイバルワードを言われたお客さんが、ぶわっと溢れていたわけです。

雑誌を読みつくし、大学病院並みに待って、ようやく名前を呼ばれた。

そのとき、髪をヘアゴムでまとめていたので、外すとくっきり跡がついて、グリンとうねっていた。

「はい、じゃあ切りますねー」

うねったまんま、髪を切り始める。

うねった跡が見えたまま、切り終わった。10分ほどだろうか。

シャンプーしてくれなかった。とっぷり日が暮れていた。

二度と行かなかった。「これが東京か……」と思った。


では次回のサザエさんは……いや「とんでも美容室」は……

客の目の前で新入りアシスタントのマウントをとる美容師」

「客へ、店に対する本音をぶちかます新入り美容師」

『「こんな感じで」と切り抜きを持って行ったらキャバ嬢ヘアにされ大通でスカウト』


の3本です♪ ね、山田あちこちの美容室行ってるですよ~(笑)

今では作並の手に任せていますよ。

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